世界のビールが楽しめる『ちょっと変わったおかしな美容室』
美容室利用の方限定で世界のクラフトビールを購入することができます。
ビールを楽しみながら施術してもらえるなんてビール好きにはたまりません。
おしゃれな自転車が目を惹く外観
本のバリエーションもヘアカタログではなく、興味深いものばかり
前髪だけや、2ブロックの刈り込みだけのカット、まつげパーマもやっています。
空いた時間に気軽に行きやすいのも良いですね。
看板犬のコパンくんがお出迎えしてくれました
代表の伊藤 聡司さんに色々とお話を伺いました。
Q.なぜ美容院でビールなんですか?
海外旅行が好きで、言葉がわからなくてもビールがあれば仲良くなれるのが良いなって。
バーとかだと他のお客さんと話して仲良くなるってことがあるじゃないですか。
でも美容院では普通そういうことって、あまりないですよね。
例えば隣のお客さんと美容師さんが
「あのドラマに出てた俳優の名前何だっけ?」って話してるのが聞こえてくるんだけど
「その人知ってる!でもいきなり声かけるのも変かな。あー!知ってるのに言えない。」ってことありますよね。
でもうちなら、「○○さん、知ってる?」って他のお客さんに聞いちゃう。
お客さん同士でいきなり会話が始まるって、なかなか難しいと思うんですけど、間に美容師が入って関係をつなげることで話せる空気が生まれる。
美容院って待ち時間も多いじゃないですか。
暇な時間もお客さん同士話してれば楽しめるなって。
あとは、普通の美容院をやっていても生き残れないと思ったからというのもあります。
美容院選びってわかりやすい基準がないじゃないですか。
みんな値段とか雰囲気で何となく決めてますよね。
沢山美容院があるなかで、誰でも来てくださいと言っても誰も来てくれないので
あえて「ビール好きな人に来て欲しい」とターゲットを狭めています。
ビール好きな人が「自分のための美容院だ!」って思って来てくれるかなって。
Q.『ちょっと変わったおかしな美容室』とありますが、どんなお店ですか?
「趣味を詰め込んだ店」です。
美容院なのにビールがあって、スニーカーとか自転車とか好きなものを集めて置いています。
そこに人が集まるし、犬もいる。
ビールの販売については酒類販売免許を取得しています。
仙台と飯田橋にも店舗があるのですが、その2店舗は内装も全部自分でやってます。
下北沢だとラックやライトも手作りです。ぴったりサイズで作れるのがいいですよね。
ビール瓶で手づくりしたランプシェード
Q.美容師という職業を選んだ経緯を教えてください
高校生の時は工業高校で工業を全般的に勉強していました。
高校を卒業後、バイクが好きなので整備の専門学校に入りました。
工業高校もそうでしたが、整備の学校も本当に男だらけなので(笑)
このまま女っ気のない人生で良いのか?と思って入学してすぐに辞めてしまいました。
それから、何をしようと考えたときに、お洒落をすることや人と接する事が好きだったのでアパレルか美容関係かなって。
ただ、その時の僕にはアパレルで稼いで生活していくっていうのが想像出来なくて、美容師ならイメージ出来たので美容学校に入りました。
そういう理由で美容の道に進んだんですけど、だからこそ続けられたのかなって思っています。
と、いうのも美容師という職業に夢を持っている人ほどみんなすぐ辞めちゃったんです。
多分思い描いていたものと現実が違ったんでしょうね。
僕の時代はカリスマ美容師ブームだったのですが、美容師になりたての頃は掃除とか雑用ばかりなので。
僕の場合「美容師免許を持っている」そして「モテる」
それだけで十分満たされていたので楽しかったんです。
Q.お店の名前の「T:Luck」とはどういう意味がありますか?
僕はタイが好きなんですけど、タイ語でティーラックというのは大切な人という意味があります。
英語のハニーとかフランス語のシェリーみたいなニュアンスの言葉です。
もう一つの意味も込めてあって
僕の名前のSatoshiって外国の人には発音しづらいらしくて、TOSHIって名乗っていたんです。
TOSHIのTと英語のLuckを合わせて「T:Luck」にしました。
お客さんには「TOSHIさんに会えてラッキー」って思ってもらいたいし、
僕も「お客さんに会えてラッキー」だと思える。
お互いにとって利益がある関係って良いですよね。
それにはまず自分自身が人にとって利益のある人間でいたいと思っています。
Q.どんなお客さんが多いですか?
僕自身、人が好きなので、お客さんもそういう人が多いのかな?
例えば1人でいる時に美味しくない料理を食べたとしたら、ただ残念な気分になるだけじゃないですか。
でも誰かといると「美味しくなかったね」って会話ができるし、それも思い出になりますよね。
美容院というと女性のお客さんが多いと思いますが、うちはヘアだけでいうと男性が7割です。
中には栃木から来てくれる人もいます。
あとは酒好きや、犬好き、遊ぶの好きって人が多いですね。
常連さんとは代々木公園で飲んだりとか、遊びに行くこともありますし
社員旅行で海外に行く時も一緒に来ちゃう、みたいなフットワークが軽い人もいます。
そういう感じの店なので美容院が苦手っていう人にこそ来て欲しいです。
美容院が苦手っていう人のほとんどが、美容師さんと何を話して良いか分からなくて気まずいっていう理由だと思うんです。
僕は多趣味なので共通の話題が見つかる可能性が高いです。
カットが上手い美容師とか、カラーが上手い美容師って色々居ると思うんですけど、僕の場合は口がうまい美容師ですね(笑)
Q.ビール選びの基準は何ですか?
海外の瓶ビールがメイン。この日は7種類ありました。
まずは見た目です。
主に瓶ビールで、かっこいいとかおしゃれだなと思えるものを選んでいます。
チェコやドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアなどの海外ビールが中心です。
日本のものだと地ビールを仕入れることもあります。
次に値段ですね。
うちに置いてあるビールは全て550円で販売しているので利益無しなんです。
美容院で利益を出して、ビールは話のきっかけになればという感じです。
Q.苦労した思い出や、辞めたいと思ったことはありますか?
このお店を開店して半年間はお客さんが全然来なくて・・・。もう無理だ、辞めようと何度も思いました。
そんな中で、ブログだけは毎日書こうと決めて、本当に毎日書いていました。
そうしているうちにメディアに取り上げてもらえることが増えていって
お客さんも増えて行きました。
Q.注目されるブログを書くコツはありますか?
ブログやSNSは量より質だと思っています。
フォロワーが沢山いても興味や来る可能性の無い人ばかりだと意味がないんです。
バイク、犬、スニーカーなど好きなものが多いのですが、それぞれアカウントを分けています。
そうすることで内容が専門的になり、本当に興味のある人だけにターゲットを絞ることが出来ます。
Q.下北沢にお店を出した理由は何ですか?
元々、店を持ちたいという夢は特にありませんでした。
美容師になり、ある程度の年齢になると周りが自分の店を持つようになり始めました。
僕の友達も町田に店を出したので、その店を手伝っていたんです。
それが楽しくて、自分も店を持とうと思いました。
最初は自分のお客さんが多い町田に店を出すことが決まっていたのですが、オーナーと揉め事がありまして・・・。
最初から揉めるようなら、この先一緒にやっていくのは難しいだろう
ご縁がなかったんだ思って他の物件を探し始めました。
なので下北沢にこだわっていた訳ではなくて
ちょうど良い物件があったから、ですね。
それまで下北沢にには2回しか来たことなかったですし。
お洒落で人が溢れる街が好きで、それに当てはまるし、
その時は町田の件で半ばヤケクソになっていたこともあって
ここで良いやと勢いで決めてしまったのですが
結果下北沢にしてよかったです。
代表のTOSHIさんこと伊藤 聡司さんと下北沢店の皆さま
まとめ
ビール好きの人にはもちろん、好きな物の話がしたい人、美容院が苦手な人や、コパンくんに会いたい人にもおすすめの
『ちょっと変わったおかしな美容室』T:Luck
ぜひ足を運んでみてください!
※予約はホットペッパービューティーから
※下記の理由により、ご来店の際は事前にお店への確認をお願いいたします。
・営業時間が変更になっている可能性あり
・商品やサービスが変わっている可能性あり
・祝日や年末年始は営業していない可能性あり
・ラストオーダーは記載の営業時間よりも30~60分早い時間の可能性あり
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