見学が可能な本格クラフトビール工場にビアレストランやボトルショップ、珈琲の自家焙煎所等を1ヶ所に集めた複合施設です。高知の新たなランドマークです。
施設概要
・施設名:SOUTH HORIZON BREWING
・所在地:高知県高知市仁井田4712番5(高知新港高台緑地エリア内)
・オープン日:2023年7月15日(土) 午前11時
・営業時間:11時〜20時
・定休日:年中無休
・公式サイト:https://south-horizon.jp/
・公式Instagram:https://www.instagram.com/south.horizon.brewing/
高知市中心部の南端の港エリアに位置する「SOUTH HORIZON BREWING」。
製造工程の見学が可能な本格クラフトビール工場にビアレストランやボトルショップ、珈琲の自家焙煎所を併設し、地元高知の素材を使った料理やスイーツとともに高品質なクラフトビールや珈琲をお楽しみいただけます。
当施設が位置するのは高知市の南部、海外からの大型クルーズ船も多く寄港する港エリア。
主要観光地「桂浜」や「牧野植物園」のほか、「高知龍馬空港」からのアクセスも良好です。
お酒好きの方も、そうでない方も。
お酒をつくり、楽しむことができる本施設を中心に、高知に新たな活力を生み出します。
クラフトビールの醸造というアプローチで高知を元気に
高知県は現在、少子高齢化による人口減少や産業の衰退、若者の県外流出や子どもの貧困など、深刻かつ構造的な問題を抱えています。
こうした現状に対するアプローチを試みる中で目をつけられたのは、高知の「酒文化」でした。高知県は酒豪の多い県として名高く、特にビール・発泡酒については一人当たりの消費量が全国首位を争うほど。そんな高知の地でクラフトビールを醸造し、世に送り出すことで高知をもっと元気にしたいという想いに全国から有志が集まり、「SOUTH HORIZON BREWING」プロジェクトが始動しました。
地元高知でクラフトビールを醸造し、それを楽しむ場としてSOUTH HORIZON BREWINGをオープンすることで、新たな観光資源の掘り起こしや地域産業の活性化、雇用創出ができることが期待されます。
「オール高知産」のクラフトビールを醸造する計画も進んでおり、すでに高知県内にてポップの栽培が行われています。2023年秋からは大麦の栽培にも着手予定となっています。仕込水には四万十川の源流水を使用。このプレミアムビールの完成は2024年夏を見込んでいます。
また、ビールをアップサイクルすることで、サステナブルな未来に近づこうとしています。計画では、醸造時に排出されるモルト粕を高知県産米を栽培するための肥料に加工し、収穫した米はビールの副原料として用いる予定です。加えて、ホップを収穫した際に排出される「つる」の部分を紙(ホップペーパー)に変えて、ビール出荷用の段ボールや名刺、コースター等として活用しようとしています。
クラフトビールをつくることを通して高知に新たな価値を生み出し、循環型社会の実現を目指しています。
高知で生まれたオリジナルクラフトビール6種
「SOUTH HORIZON BREWING」でつくられるクラフトビールは現在6種。港町で生まれたこれらのビールには、それぞれ船や船員用語にちなんだ名前が付いています。
■All Aboard
SOUTH HORIZON BREWINGのフラッグシップとして販売予定のウエストコーストIPA(インディアペールエール)。ホップの苦味とアロマを全面に出しつつ、モルトの構成はドライでクリーンになるように仕上げました。名前の由来は「出発進行」「全員乗船」という意味で使われる航海用語から。
■Nap on Deck
グレープフルーツを使用したアメリカンペールエール。定番のシトラホップにアイダホ7を加え柑橘感やトロピカル感をアップ。グレープフルーツのほろ苦さと爽やかな酸味で飲みやすい味に。名前は「デッキでお昼寝しながら飲みたくなるビール」という意味から。
■Fun guy Fungi
仕込み水に椎茸出汁を使って旨みを増強したセゾンスタイルのビール。白麹を使用しており、ドライな口当たりと心地よい酸味が特徴となっています。生物学の菌界を表す”FUNGI”と発音が同じことから時折ジョークとして扱われる”FUN GUY”(ユニークで一緒にいると居心地が良い男)から名前をとり、「場を盛り上げるビール」という思いを込められています。
■Junos Pandemic
高知県産の柚子と塩を贅沢に使用し、苦味は控えめにして酸味と塩味とのバランスを重視したゴーゼビール。ビールが苦手な方でもお楽しみいただけるよう、柚子サワーのような香り高い味わいに仕上がっています。名前は柚子の学名”Junos citrus”と、飲んだ瞬間から柚子の風味が口の中で弾けるイメージから名付けられました。
■Pacifica Common
アメリカ・カリフォルニア州発祥の、ラガー酵母を高温発酵させたビールを原型に、苦味と飲みごたえのバランスを意識した設計。ビールは好きだがクラフトビールに馴染みがないという方にこそおすすめしたい、ごくごく飲めるクラフトビールです。名前は、メインホップ「パシフィカ」発祥の地がニュージーランドであることと、SOUTH HORIZON BREWINGから太平洋が臨めることにあやかっています。
■Blank Log Book
バニラエクストラクトや黒糖、ラクトースを多く使用したデザート感覚のスイートスタウト。クラフトビールに慣れてきた方に向けた、ハイアルコールビールの入門ともいえる一本です。ゆっくり味わいながら飲むのも、アイスクリームにかけてアフォガードのように楽しむこともできます。締めの一杯や、苦いビールが苦手な人にもおすすめです。名前の由来は、このビールを飲んだ航海士が酔っ払って「航海日誌(ログブック)を書き忘れてしまう」というイメージから。
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