実は私ぐってぃは下北沢のビアバーうしとら弍号店で日替わり店長(木曜日担当)をしています。
そのご縁で今回弍号店の15周年記念ビールの仕込みに参加させていただくことになりました。
初めての経験なのでわくわくです。
どうして埴輪?と思っていたらちゃんと説明がありました
市内で出土した埴輪を記念してつくったオブジェだそうです。
ブルワリーは西口から4号線を宇都宮方面に歩いて徒歩14分
駅からの道はシンプルなのでわかりやすいです。
「笹原(北)」の角を左に曲がります
一本手間に(北)じゃない「笹原」もあるのでご注意ください。
県道183号線を少し歩くと右側に見えてきました
目印はしもつけ麦酒の看板です。
工場に到着
ビアバーが工場と呼べる規模のブルワリーをつくったのはうしとらが日本初だそう。
ビアバーうしとらは東京の下北沢に壱号店と弍号店、渋谷のミヤシタパークにうしとらSTANDがあります。
ブルワリーでも土日のお昼のみ(11:00〜15:00)その場でビールを飲むことが出来ます。
持参したおつまみと一緒にビールを飲むのが週末の楽しみだというご近所さんもいらっしゃるそうですよ。
グラウラー(ビールが入れられる水筒)に入れて持ち帰ることも出来ます。
向かいの笹根公園には大きな桜の木があったので春はお花見も良さそう
仕込みは通常朝7時頃から行なっているとのこと。
今回はグレープフルーツの下処理と、モルトの掻き出し、蜂蜜の投入をお手伝いさせてもらいました。
大量のグレープフルーツ
まずはグレープフルーツ10箱を洗います。その量100キロ以上!これで1バッチ(タンク1つ)分です。
ワックスを中性洗剤でよく洗いながしてから、過酢酸で殺菌
表面のぬるぬるが落ちてきゅっとなるまで洗うのですが、手袋をしているのでちゃんと落ちたかチェックするのも微妙な加減でコツがいります。
しっかり洗えたら皮と実に分けます。
皮はもちろん、剥いた後の実も半分に切って絞ってからジュースにして使います
モルトの絞りかすの掻き出し作業
ある程度まで掻き出したあとは水を使って洗い流していきます。
モルトの搾りかす
これ、食べられます。
ほのかな甘みとよく煮込んだ食物繊維という感じの優しい味です。喉に残る感じはありますが、個人的には美味しいと思いました。
玄米が好きな方は好きそうです。
これはこのまま捨てずに、栄養たっぷりの豚さんの飼料になるそうです。美味しく育ちそう!
ペレット状のホップを投入
タラスというオレンジ系の爽やかな香りのホップで、生の柑橘と合うのがよく分かります。
温めた蜂蜜を投入
煮立った麦汁は湯気に触れただけで火傷しそうな熱さでした。
この日に(6月3日)仕込んだビールは7月5日から直営店(うしとら壱号店、うしとら弍号店、うしとらSTAND)で先行販売!
周年祭は7月5日(金)〜7日(日)の3日間開催します。直営店以外のビアバーではそれ以降の販売になります。
ビールはお酒の中では出来るまでのスピードが早いのも魅力のひとつ。スタイルにもよりますがおよそ1ヶ月程で出来るものが多いです。
7月7日にはスペシャルゲストHOPMANの田代さんにも会えます。田代さん特製のたこ焼きもありますよー!
今回は大量のグレープフルーツの下処理が大変でした、フルーツビールはタンクが詰まりやすくて清掃も大変だそうです。軽やかで飲みやすい反面、つくるには手の込んだビールなんですね。私も飲むのが楽しみです。
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#855 カウントダウン -キワ-
⚠7/5周年イベント初日に開栓⚠
⇩7/8以降価格
P¥1,550 H¥1,150
ビアスタイル:Fruit Gose w/Honey
ABV:4.5%
IBU:5
モルト:Pilsner, Wheat
ホップ:Talus
イースト:Philly Sour
スペシャル:はちみつ, グレープフルーツ果汁, グレープフルーツピール, オレンジピール, 塩
レシピ:大熊
ビアバーうしとら弐号店の15周年記念ビールです。
おかげ様で2024年7月7日をもちましてうしとら弐号店は15周年を迎えることができました。これも皆様が日々お店まで足を運んで、ビールをたくさん飲んでくださるおかげです。感謝申し上げます。
今年の弐号店の周年ビールは、昨年のうしとらスタンドの周年ビールとしてリリースしたグレープフルーツゴーゼをベースに、はちみつ、オレンジピールを加えパワーアップさせました。今年も灼熱の夏がすぐそこまでやってきましたので、限りなく飲みやすくする為にモルトと同量のはちみつを加えています。つまりモルト:はちみつ=1:1です。オールモルトよりもボディが軽くなり、スイスイと飲めてしまいます。周年ビールにうってつけです!(笑)はちみつを使ったからと言って、皆さんが想像されるあまーいはちみつ感はなく、仄かにアロマで感じれる程度になっています。
グレープフルーツは昨年よりも量を増やして、ジューシーな果実味とバランスの良い酸味を感じて下さい。今年はワールプールにホップだけでなく、オレンジピールも加えています。少しのほろ苦さがアクセントとなり、全体を引き締めてくれています。
さらに塩にもこだわり、普段弊社でゴーゼを仕込む際に使う塩とは異なり、カクテル等で使われる塩を使いました。グレープフルーツとの相性抜群で、まさにソルティドッグを思い起こさせる仕上がりです。
昨年の弐号店の周年ビールの名前は「カウントダウンIPA」でした。皆さんもご存じの通り、うしとら弐号店の入居しているビルが区画整理のため取壊しになることが決まっています。風のうわさでは来年に取壊しになるとか、、そんな解体一歩手前のキワッキワの状態ですので今年は「カウントダウン-キワ-」と相成りました。もしかしたら、取壊しが前倒しになって最後の周年ビールになるかもしれませんので飲み逃し無きように!
16年目のうしとら弐号店もどうぞよろしくお願い致します。パンカイッ!!
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〜おまけ〜
帰りの湘南新宿ラインはお手洗い付きなのでビールを沢山飲んだ帰りでも安心でした。
皆さま、ぜひぜひ周年ビールを飲みに来てくださいね♪